シルクのハンカチ?

気温が真夏日を記録した10月のある日、児童を迎えに行った学校の植え込みの「ドウダンツツジ」の上に写真のような、まるでシルクのハンカチを広げたような蜘蛛の糸が張り巡らされていました。
近づいてみると、布のように見えるのですから無数の糸です。何百回、いや何千回も、行きつ戻りつして作ったものでしょう。

これだけ作るのに、一体どれぐらいの時間がかかったのだろうかと思いました。そして、この日は好天でしたが、いつ雨が降るかも知れず、強い雨でも降れば、丹精込めたこの巣も、あえなく破壊されることでしょう。

「蜘蛛は週間単位ぐらいの天気が読めるのだろうか?」
そのような私達の詮索と関係なく、蜘蛛はDNAの命じるところ?に従って「生きるための食糧(虫など)」を確保するために無心に作業するのかもしれません。

私たちも、日々いろいろ思い煩うことが多いですが、この蜘蛛のように、明確な目標を定めたら、ひたすら与えられた使命を粛々と果たすことの大切さを教えられたような気がしました。

この秋は  雨か風かは 知らねども   今日のつとめに 田草取るなり   伝 二宮尊徳翁 作

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